予 感

〜雉子視点〜



あの子と初めて会った瞬間、ある種の予感はしていた。










これは何かある、と。









誰でもそう思うときがあると思う。
だから、その予感を確かめるべく観察してみることにした。












身長は高くない。
う〜ん、申と同じくらい・・・・・・いや、もう少しあるかな。
体重は・・・・持ってみないと分からないけど、結構ほっそりしてるからこれもやっぱり申と同じくらい?
服の上からは分からないけど、身のこなし方からしてバネの効く綺麗な筋肉の付き方してそう。
性格・・・は付き合ってみないと分からないよね。
気性はかなり荒い方だよね〜。
よく見ると、周りを観察してるような目をしてて慎重さも十分ある。



なんと言っても一番気になるのが口調!
綺麗に整った顔してるのに、あんな・・・べらんめぇ調じゃぁねぇ?
まぁ、それは差し引いても顔でカバーできてるよね。うん。






で、あんまりスレてない感じ。何で分かるのかって?
こういう職業柄なんとなく分かるものだし狗との掛け合いでも初心なのが見て取れるしね〜。









狗も本気を出していないとはいえ、刀(今はパイプ)を交えて応戦しているからそれなりの強さだ。
太刀筋なんかが綺麗で、まるで舞いを舞っているようにも見えるから今度剣舞とか覚えさせて見たい。
銃なんかも傍目にはわからないよう懐に忍ばせてるあたり油断ならないね。
おっと、しかもマグナム・・・・・・渋い。


その銃も手入れが行き届いていて、銃器類にも精通しているようだ。
しかし、あの年齢で大したものだ。師匠は誰かな?












狗が気に入ったようだから(もちろん俺も)
仕事ほっぽりだしてホテルまで追って行くと(ストーカーと言う無かれ)、店で飲ませた薬で色っぽくなってて・・・マジ参った。
どんな男もイチコロって感じに出来上がってて、そのまま狗に任せて退散。

















次の朝、あの子は寝込んでしまっていたけど嬉しそうに世話を焼いている狗を見て思わず素で口元が緩んでしまった。






狗もあんな顔が出来るんだってね。

これがあの時感じた「予感」だったんだって。













狗に大事な人が出来た。























ということで雉子視点。
時間軸としては、表2話〜裏8話の辺りだと。。
裏にUPする予定だったけど、まあいいかと表へ置きました。

予感→観察→確信
オネェ言葉ではなくて、素(?)で。
夜皓(08/12/2修正)








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