桃太郎 1.5







宵の明星が輝いた頃、おじいさんとおばあさんは、声を聞きました。






「お前ら、いつまでヤってんだ・・・そしていい加減俺に気付け!」





それまで激しい死闘を繰り広げていたおじいさんとおばあさんが声のする方を振り向くと、そこにはパックリと二つに割れた大きな桃が。


その間に愛らしい男の子がいました。


おじいさんとおばあさんは近づいて、












「こっ・・・これは・・・・!!うまい!うまいぞ――!!」





と桃を貪り食いました。

















それから男の子は、おじいさんとおばあさんの愛情をたくさんもらってすくすくと成長しました。


桃から生まれたので桃太郎と安直に名づけられた男の子は青年になったある日言いました。


「おい、じじい!何かいいバイトないか?」


「そうさのう・・・。鬼ヶ島で鬼退治のアルバイトなんかどうじゃ?鬼は金銀財宝を持っとるそうじゃぞ?
し・か・も!!どこぞの姫も囲っとるそうじゃ。ええ話じゃろ?」


「おお!そりゃいい。ウハウハだな!」


「姫さんもらったら一人儂にも回せよ?」


「ああ、いいぜ」


とおじいさんは、すぐさまネットで検索して可愛い桃太郎に快く仕事を紹介しました。





すると、それを聞きつけたおばあさんが


「鬼を2〜3匹連れて来い。儂も年かのぉ・・・米俵を担ぐのも疲れるようになってなぁ。」


「わぁった。」


そう言って桃太郎は、鬼退治のアルバイトをすることにしました。










鬼ヶ島へ出発する数日前。。







「おらぁ!!それよこせ!」


「これは儂のマグナムじゃ!!」


「はっ!俺に勝てると思ってんのか、クソジジイ!!力じゃ俺と互角だが、スタミナは俺のほうが上だぁ!!!」


「くっ!!・・・・無念!」









『おじいさんはマグナムを渡した▼
桃太郎は武器
「S&W M19 COMBAT MAGNUM」
を1手に入れた▼』





そこへおばあさんが黍団子を手に携え、桃太郎に近づいて来ました。


「桃太郎よ、気をつけて行っておいで。この黍団子を持ってお行き。」


そういっておばあさんは黍団子の入った袋を桃太郎に渡すと同時に、懐に隠し持っていた刀で桃太郎に切りかかりました。


しかし桃太郎は瞬時に反応して刀をかわし、先ほど入手したマグナムを突きつけました。


「ありがとう、おばあさん。黍団子は大切に食べるよ。ついでに貴様の刀も頂くぜ!」


おばあさんはとても心配そうに、


「黍団子は一つずつ食べなさい?鬼を連れてくるまで帰ってくるんじゃないよ?」


と言い、柄にある懐刀を抜き取ると、桃太郎の顔めがけて突き出しました。


桃太郎はそれをたやすくよけて、鬼ヶ島への出発のために髪を切りそろえてしまいました。



「ちっ!」







『おばあさんは日本刀を渡した▼ 
桃太郎は武器
「新月」
を1手に入れた▼ 』









こうして桃太郎は、おじいさんからマグナムと七つ道具を。
おばあさんから日本刀と黍団子をもらって鬼ヶ島へ行く準備を整えました。











おじいさんとおばあさんは、この3日後、涙を流しながら鬼ヶ島へ桃太郎を送り出しました。






おじいさん愛用の「S&W M19 COMBAT MAGNUM」は
ル●ン三世のある人物の物と同じです。


夜皓


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